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2020.08.17
とある10の物語
-物語が生まれるノートに記す
うつくしき表現者たちのそれぞれの物語-
妻の誕生日。
昨晩は丘の上の草原で毛布を広げ、
家族で川の字になり夜空を見上げた。
流れ星、20個くらい見ただろうか。
そんなささやかな時間が胸に染みた。
思い返せば若い頃は、電気、水道、ガス
全て止められるような暮らしだった。
いくらかましになったところで
今の土地に出会い購入したので
苦しさはその後も長く続いた。
妻にまともに服を買ってあげられるように
なったのはずっと後になってから。
過去に一度だけ「人前で着る服がない…」
と静かに涙を零したのを見た時は
胸が締めつけられた。
今年から始めた”人生を綴るノート”の
一頁目はこの写真を貼ることに決めた。
友人が作ってくれたウェディングドレスに
妻が身を包んだ瞬間。
いつまでも忘れないでいたい。
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